各種検査のご案内

MRI検査

MRI
MRI検査は非常に強力な磁力と電波を使って体の様々な断面を撮影します。CTやレントゲンのようなエックス線は使いませんのでエックス線被曝はありません。ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは診察の結果、必要と判断された方は可能な限りその日のうちに検査を受けていただけるよう心がけています。
ペースメーカーや人工内耳などの金属製の医療器具が体内に埋め込まれている方や、妊娠中の方は検査を受けられない場合がありますので注意が必要です。詳細については受診時におたずねください。

検査の詳細について

  1. 寝台に寝転んでいただくだけで痛みなどは伴いません。
  2. 細長いトンネルにお入りいただきますので閉所恐怖症の方はお気軽にご相談ください。
    検査が始まると非常に大きな音がします。騒音を軽減するためにヘッドホンで音楽を聞いていただけます(騒音を完全に遮音できるものではありません)。ヘッドホンの他に耳栓のご用意もあります。
  3. 検査中はお身体を動かさないでください。風邪などで咳が止まらない方はあらかじめご相談ください。
  4. 検査の内容によって検査時間は異なりますがおおよその検査時間は10~40分程度です。

MRI検査を受けられない方

下記に該当する方は検査を受けられません。詳細はご相談ください。

  1. 心臓ペースメーカーを装着されておられる方 (※MRI対応のペースメーカーであってもながしま脳神経外科リハビリクリニックでは検査できません)
  2. 人工内耳を装着されておられる方
  3. 除細動器を装着されておられる方
  4. 神経刺激装置(TENS装置、誘導性視床刺激装置)を装着されておられる方
  5. 骨成長刺激装置を装着されておられる方
  6. 乳房再建術用皮膚拡張器を装着されておられる方
  7. 注入ポンプを装着されておられる方
  8. 金属製の義眼および可動性の義眼を装着されておられる方
  9. 妊娠中の方、妊娠の可能性のある方

MRI室に持ち込めない物

MRIは非常に強力な磁力を使用しているため金属類の持ち込みはできません。事前に身の回りの全ての金属類を取り外していただきます。またファスナーやホック、ワイヤーなど衣類に付いた金属類も持ち込めませんので検査の内容によっては検査着へ着替えをお願いする場合があります。お手荷物や衣類は専用ロッカーでお預かりします。

(以下の物はMRI室に持ち込めません)

  1. アクセサリー (ネックレス・ピアス・ヘアピン・指輪など)
  2. めがね
  3. 鍵(かぎ)
  4. 腕時計
  5. 義歯・入れ歯
  6. 財布(小銭・磁気カード)
  7. ライター
  8. 携帯電話・スマートフォン
  9. ベルト
  10. 金属製のホックやワイヤーが付いたブラジャー
  11. 補聴器
  12. 使い捨てカイロ
  13. 湿布
  14. ニトロダーム
  15. 禁煙パッチ
  16. カラーコンタクトレンズ
  17. かつら・ヘアピース
  18. 義手・義足・装具
  19. 万歩計

エコー(超音波)検査

エコー(超音波)検査
エコー(超音波)検査
超音波(人の耳では聞き取れない高い周波数の音)を検査したい部位にあて、体内からの反射波(エコー)を画像にする検査です。医療用の超音波は生体には無害とされており、エックス線検査のような被曝もありません。検査時間も5~15分程でどなたでも安心して検査を受けていただけます。

頸動脈エコー検査について

頸動脈について

頸動脈は、大動脈から頭部へ血流を送る左右に1本ずつある血管の名称です。大動脈から分岐した頸動脈は正確には『総頸動脈』と言い、首の中間あたりで脳に血液を送る「内頸動脈」と顔や頭皮に血液を送る「外頸動脈」に分かれます。総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる部分を『頸動脈分岐部』といい、動脈硬化症になりやすい部位と言われています

動脈硬化症について

頸動脈エコー検査でわかること

頸動脈エコー検査では、総頸動脈から内頸動脈にかけての血管を調べます。

動脈硬化の有無の確認
血管壁の厚さを計測することにより動脈硬化の有無を調べます。血管壁の厚さが1mmを超えると動脈硬化症が示唆されます。また頸動脈の動脈硬化の評価は全身の動脈硬化の評価にも代用されます。
血管腔の詰まり具合の評価
動脈硬化などにより頸動脈の内腔が狭くなる疾患を「頸部頸動脈狭窄症」といいます。頸動脈エコー検査では頸動脈の狭窄の有無や血流の速さを調べます。
頸部頸動脈狭窄症について
プラーク(粥腫(じゅくしゅ))の有無の確認
厚さ1mmを超える限局した血管壁の隆起をプラーク(粥腫(じゅくしゅ))といい、プラークがはがれ落ちると脳梗塞を引き起こす可能性があります。頸動脈エコー検査ではプラークの大きさ、形、表面や内部の硬さを評価し治療方針を決める指標にします。

ABI検査

ABI検査
ABI検査
ABI(足関節上腕血圧比)検査は、足の動脈の狭窄や閉塞を調べる検査です。両腕と両足首の血圧を測定し、比較することで動脈の異常を検出します。通常、腕の血圧より足首の血圧はやや高値が標準とされていますが、低い値が出た場合は動脈硬化が疑われます。また血管の弾力性を表すCAVI(キャビイ)値と併せて評価することで、血管年齢を測定することも可能です。服を着たままベッドに横になり、両手・両足の血圧を計測する5分ほどの検査です。

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